アフリカマイマイ生態系への影響(概要)



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アフリカマイマイ生態系への影響(概要)

アフリカマイマイ
あらゆるものを食べ、爆発的な繁殖力と強い生命力をもつアフリカマイマイは、農作物に甚大な被害を及ぼすだけでなく、既存の生態系に壊滅的な影響を与えます。 日本の小笠原諸島では、害虫である本種を駆除する目的でヤマヒタチオビという肉食のカタツムリが導入されました。しかし、このヤマヒタチオビが他の生き物を食べつくし、本来守られるべき小笠原諸島固有の多くのカタツムリは絶滅したり、その数が激減してしまいました。

また、ハワイ諸島やタヒチなどにおいても「農薬を使わない自然にやさしい害虫駆除」の方法として同じくヤマヒタチオビを導入しましたが、小笠原諸島の例とと同様に貴重な固有種を多数絶滅させる結果となっています。このように、旺盛な食欲で農作物や他種のエサまでをも食べつくす、という一次的な被害以上に、本種が海洋島において陸産の貝類に及ぼした二次的な被害の影響は計り知れないものがあります。

長年にわたり安定した生態系のもとで生活していたその土地の固有種は、環境の変化にとても弱く、時に絶滅してしまう場合が多数あります。現に太平洋地域に分布していたといわれる、およそ4000種の陸貝のうち約半数はすでに絶滅していると考えられています。本種駆除対策のように、後から持ち込まれた移入種を駆除するめにその天敵を用いることは、既存の生態系に与える影響が大きいことから、現在はより慎重に行われるようになっています。


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