アフリカマイマイは食用を目的に持ち込まれた
アフリカマイマイについて⇒ 台北帝大生戦中の日々
アフリカマイマイは食用を目的に持ち込まれた
日本でアフリカマイマイが生息するのは奄美大島、徳之島、沖縄本島、宮古島、石垣島などの南西諸島、父島、母島、南鳥島などの小笠原諸島ですが、それぞれ食用を目的に持ち込まれたといわれています。
沖縄への移入は1932年以降台湾を経由して行われました。はじめは厳重に隔離され養殖されていましたが、第二次世界大戦の沖縄戦時、飼育されていたアフリカマイマイが野外に逃げ出しました。当時の沖縄は敗戦後の食糧難であったこともあり、食用として格好のタンパク源となった本種も、食糧事情が好転するとその外観や食習慣の違いから敬遠され、放置されるようになり、自らの強力な繁殖力で爆発的に増加して行ったのです。
台湾などでは現在も養殖が続いていて、一部には食用にしている地域もあるようですが、沖縄では防除剤を使用した定期的な駆除作業が功を奏し、1985年ごろからその数は徐々に減少しているようです。一方、奄美大島へは陸軍が、小笠原諸島にはジャワ島から持ち込まれたといわれていますが、それぞれ繁殖した本種を駆除するにあたっては、各自治体が買い上げるという形をとっていました。
当時は1時間あまりでトラック1台がいっぱいになり、道路一面を覆いつくす本種を車が踏み潰しながら走る光景が日常的だったようです。その後小笠原諸島の父島では他の外来種の影響もあり1989年頃からその数が激減したようですが、母島では依然、多数生息しているようです。
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